RedHatのKubernetesベースのPaaSの最新バージョンであるOpenShift4.10は、AIワークロード、IBMCloudとAlibabaCloudを含む追加のクラウドプラットフォーム、およびNvidiaとArmハードウェアのサポートを提供します。

2022年3月22日にリリースされたOpenShift4.10は、ハイブリッドクラウドでの「スマートアプリケーション」の配信を加速することを目的としています。OpenShiftは、Nvidiaプラットフォームで実行されるクラウドベースの人工知能およびデータ分析ソフトウェアスイートであるNvidia AI Enterprise 2.0によって認定され、サポートされるようになりました。

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「NvidiaとOpenShiftを組み合わせることで、開発者とデータサイエンティストはモデルをより迅速にトレーニングし、 AIアプリケーションを大規模に作成してデプロイできます」とRedHatは報告しています。ユーザーは、Nvidia Enterprise AIソフトウェアを使用するNvidia認定システム、および事前にサポートされているNvidiaDGXA100システムにOpenShiftをデプロイできます。OpenShiftは、NvidiaLaunchPadLabsからも入手できます。

Red Hat OpenShiftの試用版は、redhat.comから入手できます。Kubernetes1.23に基づくOpenShift4.10は、クラウドアーキテクチャーと追加デバイスのサポートも提供します。Microsoft Azure Stack Hub、IBM Cloud、Alibaba Cloudに、Available Installer Infrastructure（IPI）のサポートが追加され、最新リリースがプレリリースになっています。ユーザーは、IPIプロセスを使用して、シングルクリックでOpenShift4をインストールできます。

OpenShift on Armプロセッサーのサポートは、 Amazon Web Servicesのフルスタック自動化のためのIPIと、既存のインフラストラクチャー上のベアメタル用にユーザーが提供するIPIの2つの方法で利用可能になります。ユーザーは、最新のArmベースのインスタンスを搭載したAWS上のRedHatOpenShiftと同じエクスペリエンスを利用できます。OpenShift 4.10は、サンドボックスコンテナーのユニバーサルな可用性も提供し、厳密なアプリケーションレベルのセキュリティ要件でペイロードの分離を可能にします。この機能は、昨年8月にテクニカルプレビューとしてOpenShift4.8で導入されました。

最後に、OpenShift 4.10には、クレジットカード情報を処理するためのPayment Card Industry Data Security Standards（PCI DSS）コンプライアンスプロファイルが含まれています。North American Electricity Corporation（NAERC CIP）とともに、北米の大規模な電力システムを保護するための重要インフラストラクチャ保護要件。また、FedRAMPは、連邦政府機関向けの中程度の影響力を持つクラウドセキュリティです。

出典：InfoWorld